伝説のサラリーマン投資家・清原達郎氏がすべてを語る「わが投資術」──「800億円を築いた思考と技術」が1冊に。
800億円を築いた伝説の個人投資家・清原達郎氏の投資哲学が、初めて一冊の本にまとめられました。
財務分析・ネットキャッシュ・経営者の“目利き力”まで、配当投資に活かせる深い学びが満載です。
サラリーマンから800億円へ──清原達郎氏とは?
一般企業に勤めながら、個人投資家として800億円超の資産を築き上げた清原達郎氏。
その存在はこれまで一部の投資家の間で“伝説”として語られてきました。
しかし2024年、病気による引退を機に、自身の投資ノウハウをすべて一冊にまとめて公開。
日本の投資界にとって、まさに「歴史的な資料」ともいえる貴重な内容となっています。
本書の3つの注目ポイント
① ネットキャッシュ重視の「超実践型バリュー投資」
清原氏は、PBRやPERだけではなく、企業が本当に持っている“現金力”=ネットキャッシュを重視します。
✅ ネットキャッシュ = 流動資産 + 投資有価証券 × 70% − 総負債
✅ ネットキャッシュ比率 = ネットキャッシュ ÷ 時価総額
この独自の指標により、倒産リスクが低く、株価が2倍以上になる可能性のある企業を冷静に選び抜いてきました。
② 経営者の“やる気”まで読み取る「目利きの力」
財務だけでなく、「経営者の姿勢」や「株主への還元意識」も極めて重要な判断材料。
配当方針、自社株買い、IR資料の言葉遣いなどから、“本気の企業”を見抜く目線が惜しみなく語られます。
③ 小型株中心で株価2倍・3倍を狙う投資法
大型株ではなく、小型で財務健全・成長性ある企業に集中。
「小さな会社の変化」を掴み、将来の飛躍を狙うスタイルは、少額から始める個人投資家にとって非常に参考になります。
高配当株投資との相性は?
本書では、高配当株を“配当利回りだけで判断しない”視点が随所に見られます。
- 増配余力があるか?
- EPSが伸びているか?
- 無理な配当でないか?
- 経営陣が本当に株主還元に前向きか?
こうした観点から、「真に長期保有できる企業」を見極める力が養われる一冊です。
私自身、配当投資を長く続けていますが、本書の視点を取り入れることで「より安全に」「より確信を持って」企業を選べるようになりました。
こんな方におすすめです
- 高配当株投資をしているが、銘柄選びに迷っている方
- 割安株の見つけ方を本質的に学びたい方
- 小型株や成長株に中長期投資したい方
- 「ファンダメンタル分析」を本気で身につけたい方
- 清原氏のように、“静かにお金を増やす”力を身につけたい方
まとめ|本書は「永久保存版のバイブル」
清原達郎氏の投資哲学は、一過性のテクニックではありません。
「何を基準に株を選ぶか」「いつまで持ち続けるか」といった、投資の根本にある“軸”を作ってくれる一冊です。
📌 配当株をコツコツ育てたい
📌 株価に一喜一憂しない投資を目指したい
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