こんにちは、「種まき配当生活」をお届けしている種まきです。
今回は、厨房機器大手のフジマック(5965)について、私の高配当投資ルールに基づき、4つの情報源(決算短信・株探・バフェットコード・IRバンク)から、Chat GPTを使って分析しました。
そして実は、
今回もChat GPTは優秀でしたが、大きな間違いもありました。
🔍 分析に使用した情報源(4媒体)
以下はすべて一般に公開されているもので、無料で見ることができます。(株探、バフェットコードは有料プランもありますが、Chat GPTが読みやすいように無料プランでできる範囲で利用しています。)
- 決算短信(PDF):2025年12月期 第1四半期決算 (株探から決算短信がダウンロードできます)
- 株探:フジマック 株探ページ
- バフェットコード:フジマック バフェットコード
- IRバンク:フジマック IRバンク
この順番は厳守し、最も信頼できる「決算短信」を基準に、他の媒体で数値をクロスチェックしました。
そして、この4つの情報源に加えて、企業のHPを見るようにしています。
⚠ ChatGPTによる誤判断と、私が気づいたこと
今回、ChatGPTが最初に出してきた分析には、「2023→2024に減配があった」という重大な誤りが含まれていました。
実際には、フジマックは2024年に**大幅な増配(+66.7%)**を行っており、減配など一切ありません。
私はそれに気づき、IRバンクの配当履歴と突き合わせて再確認したところ、ChatGPT側の解釈ミスと判明。
その旨を指摘して再分析を依頼した結果、修正された正しい評価が得られました。
✅ **今回改めて強く感じたのは、「AIは優れた分析ツールではあるが、最終判断は人間が行うべき」**ということです。
📦 配当の評価(訂正後)
- 予想年間配当金:40円(中間20円+期末20円)
- 配当利回り:4.09%(株価979円時点)
- 配当性向(予想):22.8%
- 減配歴:なし(むしろ2024年に+66.7%の大幅増配)
- 累進配当方針:なし(ただし実績ベースでは継続的な増配傾向)
📌 高利回りに加え、配当の一貫性も実は高い銘柄であることが確認できました。
💰 収益性・成長性
- EPS(2025年予想):175.5円(前年比+1.5%)
- PER:5.58倍(非常に割安)
- 営業利益率:約7%
- ROE:9.3%
💡 EPSは堅調に成長。収益性も高く、PERが低いため割安感が際立ちます。
🛡 財務の健全性
- 自己資本比率:54.7%
- 流動比率:約170%(200%には届かないが、健全な水準)
- PBR:0.54倍
- ネットキャッシュ比率:推定55〜60%
📌 安定した財務体質。倒産リスクや資金繰りの心配はまずありません。
💎 株主還元姿勢
- 自社株買い:ほぼなし
- 総還元性向:配当のみで約23%
- 経営者の配当方針:明確な累進方針は見られず
📉 減配実績はなく堅実だが、自社株買いや明確な累進方針が見られず、株主還元への“積極性”は控えめな印象。
🔎 清原達郎さん流の視点で見ると?
- PER5.58倍・PBR0.54倍 → 割安評価
- ネットキャッシュ比率高い → 財務健全
- 還元姿勢や経営者のやる気 → やや弱い
▶ 清原流での中長期投資対象としては「財務は良いが、還元姿勢が弱いのが惜しい」。
✅ 結論|買いかどうか?
✅ 配当利回り4%超、PER・PBR共に割安でバリュー株としては魅力的。
❌ ただし、累進配当方針が明示されていないため、「減配しない安心感」を重視する方は慎重に見極めたい。
▶ 900円以下での買い下がり戦略や、景気回復局面を待っての段階投資が有効と考えます。
🎯 専門家の視点から見た「買い判断」
私がこの銘柄を分析して感じた結論は明確です。
私は今日、フジマックを買いません。
ただし、900円以下での買付準備は整えます。
🔎 専門家としての判断根拠
- 財務の健全性・割安性は申し分ない
- 配当利回り4%超・配当性向23% → 維持余力は高い
- 2024年には+66.7%の増配実績あり → 減配懸念も小さい
しかし、
- 累進配当方針なし/自社株買いなし → 株主還元姿勢が弱い
- バリュートラップ化の懸念があり、今すぐのエントリーは合理性に欠ける
✅ ゆえに、指値900円(利回り4.4%)で待ち構えることを推奨します。
あなたがもし製造業セクターを厚くしたい状況なら、段階取得の1銘柄として検討してもよいでしょう。
ただし「今」買わなければならない理由は、見当たりません。
✅ 配当利回り4%超、PER・PBR共に割安でバリュー株としては魅力的。
❌ ただし、累進配当方針が明示されていないため、「減配しない安心感」を重視する方は慎重に見極めたい。
▶ 900円以下での買い下がり戦略や、景気回復局面を待っての段階投資が有効と考えます。
🌱 種まきコメント
今回のように、ChatGPTは非常に優れた分析ツールではありますが、「配当の歴史」や「企業姿勢のニュアンス」までは時に誤解することがあります。
だからこそ、自分自身が数字を見て、考えて、検証することが大切。そしてAIを正す役割も、人間に残された大事な責任だと感じました。
これからも、高配当株を自分の手で一つひとつ丁寧に育てていきたいと思います。
それでは、今日もよき配当生活を。
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